「美少女戦士セーラームーン」が初めてミュージカル化されたのは、1993年8月のこと。毎年新作や改訂版が製作される大人気コンテンツとなったセーラームーンミュージカルは、マンガやアニメが終了したあともパワーアップしながら走り続け、2005年までに847回もの公演を数えるに至りました。
そして、2013年。ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」は、作品生誕20周年を機に、華麗なる復活を遂げました。原作ではダーク・キングダム編にあたるミュージカル「美少女戦士セーラームーン」-La Reconquista-が、2005年までとはキャストや音楽を一新した"新生"セーラームーンミュージカルとして産声を上げたのです。
原作者の武内直子先生も審査員を務めたオーディションで選ばれた新たな5人の戦士たちは、フレッシュな演技と見事な美脚で観客を魅了。タキシード仮面役の大和悠河をはじめ、全ての男性役を女性が務めるという趣向も話題を集め、ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」-La Reconquista-は大盛況のうちに全16公演の幕を下ろしました。
それから1年、"新生"セーラームーンミュージカルは今、さらなる新展開を迎えています。今年上演されるのは、原作ではブラック・ムーン編にあたる新作、ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」-Petite Étrangère-。
昨年鮮烈に登場した戦士たちとタキシード仮面は、新たに加わるキャストと共に、次なる戦いに挑もうとしています。ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」-La Reconquista-をDVDでチェックしてから劇場に足を運べば、ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」-Petite Étrangère-が100倍楽しくなること間違いなし!
ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」-La Reconquista-は、原作ではダーク・キングダム編にあたる物語。舞台は、うさぎ、亜美、レイ、まこと、美奈子のセーラー服美少女戦士5人が、とあるゲームショー会場にやってきたところから幕を開けます。
パンデミック4という新人アイドルを名乗る4人組から、人気の乙女ゲームをプレゼントされる5人。でもそれは、プレイした人間のエナジーを吸い取る魔のゲームでした。
パンデミック4は、「ダーク・キングダム」の女王クイン・ベリルの差し金で送り込まれた、闇の四天王だったのです。
女王クイン・ベリルの狙いは、はるか昔から敵対視している月の王国「シルバー・ミレニアム」と「月のプリンセス」への復讐を果たし、愛する人「エンディミオン」と一緒に暮らすこと。そのためには、セーラー戦士が持っている幻の銀水晶を手に入れて、クイン・メタリアに捧げなければいけません。
うさぎの恋人、衛(タキシード仮面)をなぜかエンディミオンと呼んで慕うクイン・ベリルは、彼を連れ去ってしまいます。
エンディミオンの正体とは…?かつてダーク・キングダムとシルバー・ミレニアムとの間で一体何があったのか…?月のプリンセスとうさぎの関係は…?セーラー戦士たちの時空を越えた戦いの中で、徐々に明らかになっていく謎の数々。その果てにある友情と絆の物語に、きっと誰もが涙することでしょう。
ドキドキワクワクする物語、華やかな歌とダンス、スペクタクルな演出効果…セーラームーンミュージカルの魅力は挙げればキリがありませんが、最大の醍醐味はやはり、大好きなキャラクターが目の前で動き出すことではないでしょうか。
では、その醍醐味を最大限に生かす、ピッタリのキャスティングが実現しています。どれほどピッタリなのか、主な登場人物と、演じる本人が語る「役と自分との共通点」を元にひもといてみましょう。(コメントは2013年公演公式パンフレットより)
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月野うさぎ
(セーラームーン)変身すれば強き戦士、でも普段はドジな女の子。
いつもは少しおバカキャラだけど、いざとなったらしっかりするところ!
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水野亜美
(セーラーマーキュリー)IQ300を誇る天才少女で男嫌い。
見た目で性格が誤解されやすいところ。お茶目な部分もあるんです!
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火野レイ
(セーラーマーズ)しっかり者で、怒るとコワい。占いが得意。
巫女姿で呪文を唱えるレイちゃんに憧れて、小さい頃よく真似をしていました。
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木野まこと
(セーラージュピター)力持ちでケンカが強いが、実は料理も裁縫も得意。
見た目の割に乙女チックで一目惚れしやすいところ。
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愛野美奈子
(セーラーヴィーナス)戦士たちのリーダー的存在。恋に積極的。
陽気で、時にはお姉さん的な部分を発揮できるところ!
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地場衛
(タキシード仮面)うさぎを心配しつつ、いつも守ってくれる優しい恋人。
タキシードを着慣れているという点でしょうね。あとは赤薔薇が好きなところ。
ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」-La Reconquista- DVDには、舞台映像に加えて、様々な特典映像が収録されています。大久保聡美と大和悠河が見どころを語るインタビュー、戦士たちのプロモーション活動風景、稽古場や本番の舞台裏、カーテンコールの様子…。さらには、劇中の乙女ゲーム内のキャラクターとして、本番では1人ずつ日替わりで登場していたももいろクローバーZの映像も、5人分全て網羅されています。
つまりはこのDVD、昨年の舞台を見逃した人だけでなく、何度も観た人にとっても必見と言えるもの。このDVDでミュージカル「美少女戦士セーラームーン」-La Reconquista-をしっかり予習・復習して、この夏はぜひ、ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」-Petite Étrangère-で生の戦士たちに会いにきてください。
発売日:2014年7月9日 品番:KIBM-446~7 価格:¥7,800+税
◆パッケージ仕様
フルカラー28ページブックレット
◆特典映像DISC
・ももいろクローバーZ「ムーンライト伝説」(カーテンコール)
・ももいろクローバーZ日替わり恋愛お悩み解決アプリ
「わたしはアナタのキューピッド」
・バックステージ映像
・イベント出演映像 等
【キャスト】
大久保聡美(セーラームーン/月野うさぎ)
松浦 雅(セーラーマーキュリー/水野亜美)
七木奏音(セーラーマーズ/火野レイ)
高橋ユウ(セーラージュピター/木野まこと)
坂田しおり(セーラーヴィーナス/愛野美奈子)
大和悠河(タキシード仮面/地場 衛)
他
【原作】
武内直子(講談社刊)
【スタッフ】
脚本・演出:平光琢也
音楽:佐橋俊彦
制作:ネルケプランニング
©武内直子・PNP/講談社・ネルケプランニング・ドワンゴ